へんてこな筆で絵を描けば、
身体は勝手にへんてこな動きをする。
筆に任せて身体を動かして決まり切った描画運動から離れてみる。
全身化する描画運動
釣竿のような筆や、太く重いもの。抱っこするように持たないといけないものやくねくねしたホースの筆など、「へんてこ筆」で絵を描くと様々な動きを生み出す。描く画面は小さくても身体操作は必然的に手足から全身までを使うものへとなる。
線を広げて動きも広げる
線の大きさを広げると全身の運動の幅も広がる。その動きは小さな範囲での描線の時とはまた異なる運動となってくる。小さい時はバランス感覚が必要であるが、大きくなってくると重心の移動が必要になってくる。どちらに置いてもそれに合わせて指先やつま先の繊細な動きが必要とされる。ここで獲得した動きを小さな筆の中に込めるとさらに筆の運動の幅が広がる。