身体0ベース運用法

IDEAS

描画と道具

道具は私の動きを決める​、生み出す

私たちが描画において使用する道具の多くは筆のように手におさまりやすく、腕を使って描き安い形状になっている。これは道具としては当たり前のことであるが、身の回りの多くの道具が手先だけででき現代の生活環境で生きる私たちはその筆さえも腕の範囲を超える大きさになると自由に運ぶことが難しい。例えば、へんてこで不自由な筆で線を描くとする。そうすると「身体」をうまく動かさないと描くことができない。それでも描こうとしていくと普段はしないような身体操作、へんてこな動きが生まれる。描くということに筆が変わるだけでその行為は「身体」のトレーニングとなる。