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身体0ベース運用法 場所編
人が作り出した人工的な環境や自然の中に地形を探し出し、そこで「移動」や「座る」といった行為を行う。「不安定」な「場」に身を置くことで〈身体〉がどうのように変化するのかを観察する。
自然の中の様々な地形を「歩く」と均質な素材でできている街中の地面に比べ、ゴツゴツと凹凸のある場所や柔らかい場所、両方が合わさった場所など沢山の地形がある。それは視覚だけで認識できるものではなく、足の裏から接することによってはじめて形や質感の情報が下から上へと伝わって来る。足を置いたその瞬間に「場」の形状に合わせて足の指や平を自在に変化させし っかりと捉える。そして足首から上の関節や筋肉などもその情報を元に〈身体〉連動して変化させてバランスを取る。
この際に使う〈身体〉は日常で靴を履いて歩く平地とは全く異なる。平地では足の指や平を複雑に使うことはない。また、足全体ではほぼ前後の部分だけで歩くいている。しかし、形状の複雑な場では足を縦横無尽に連動させてに使う。そうすると今までとは違った新しい〈身体〉の地図が広がっていく。