身体0ベース運用法

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身体0ベース運用法 物編

人が日常的に行なっている基本運動に木や石、水といった「物」を関わらせ、「不安定」を作り出す。「運動」+「物」となることによって、何気無く行うことができていた身体操作に意識を向け観察する。

「歩く」「走る」移動する運動に木を関わらせる。例えば右手に長物の木を持って「走る」そうするとだんだん走っているうちに右足の歩幅が広くなってくる。どうしてそうなったのかを考えると「走る」の仕組みがよく分かって来る。人が走る時、2本の足と腕を振って推進力を生み出して前に進んで行く。左右同じ力の振りをすることによってバランスが取り真っ直ぐ走っている。しかし、右手の振りが少なくなり、左とのバランスが崩れたため、全体のバランスを取るために右足の歩幅が大きくなったのである。

さらに持ち方を変えて「走る」運動をしていくと、それに合わせて〈身体〉は多様な使い方ができることが分かってくる。これによって「物」と「身体」の重心の関係性や両者の形の合わせ方などが発見することができる。